あなたはどちらがお好み?タラバガニとズワイガニの違いをご紹介
カニを購入する際によく目にする品種に「タラバガニ」や「ズワイガニ」がありますが、この2つのカニは見た目も味も全く違いますよね?
どちらが美味しいのか!?と気になってる方も多いようです。
結果から申しますと、ズバリ「好み」でしょう!
それだけ両者は全く特徴が異なるということなんです。
そこで、今回はタラバガニとズワイガニの違いについてお話しましょう。
カニ購入の際の参考にしてみてください。
タラバガニとズワイガニの違い@見た目
1.タラバは脚が8本のヤドカリ類
タラバガニは見た目がゴツゴツしていて、脚も太めで食べ応えのありそうな見た目です。
カニはカニでもタラバガニは「ヤドカリ類」なんですね。
そのため脚も左右4本ずつの計8本しかありませんし、甲羅が大きくトゲトゲしています。
そういえば、見た目はどことなくヤドカリに近いような気もします。
2.ズワイは脚が10本のカニ類
ズワイガニの見た目は、私たちがよく見慣れているカニの姿そのもの。
脚も左右5本ずつの計10本です。
脚も細くて長く、タラバガニと比べると甲羅も小さく表面もあまりでこぼこしていません。
タラバガニとズワイガニの違いA値段
1.やや高めだが、食べ応えはあるタラバ
ズワイガニと比較すると、やや値段が高めなタラバガニ。
カニの王様と言われ、高いものだと1杯10,000円以上するものもあります。
かなりお高いイメージがありますが、タラバガニは脚が太く身もぎっしりと詰まっています。
個体によってはズワイガニよりもかなり過食部位が多いため、グラムで換算するとそこまでの違いはないとも言えます。
2.お手頃だけど、目利きが必要なズワイ
1杯の値段ではズワイガニはタラバガニの値段の約半分程度で購入することができ、お手頃価格のものだと2,000円程度で購入することも可能です。
しかし、ズワイガニは個体によって身の詰まり具合や旨味の凝縮具合が異なるため、同じズワイガニ同士でも過食部位に大きく差が出てしまうこともあります。
しっかり身の詰まったカニを見極めて購入することができれば、ズワイガニの方がお得と言えます。
タラバガニとズワイガニの違いB味
1.淡白だけど食べ応えありなタラバガニ
ぷりっぷりの肉厚の身で食べ応えがあるのがタラバガニの特徴です。
ズワイガニと比べると少し大味で繊細さには欠けますが、焼きガニや蒸しガニ、茹でガニにして食べると食感も相まってすごく美味しいです。
味がシンプルなのでマヨネーズとの相性も抜群。どことなくエビに近い食感や味を感じます。
また、タラバガニのカニ味噌は生臭さが出てしまうため、よほど新鮮でなければ食することができません。基本的には脚を食べることがほとんどです。
2.身は少ないが繊細で甘みのあるズワイガニ
繊細な食感と甘みが強いのが特徴なのがズワイガニです。焼きガニ、蒸しガニ、カニしゃぶにするといっそう美味しく食べられます。
新鮮なものはお刺身で食べても大変美味しくいただけます。
タラバに比べると身が小ぶりで物足りなさを感じることもあるかもしれませんが、旨味が凝縮されているので、美味しいズワイガニに当たれば、少しの量でも満足感を感じることができるでしょう。
また、ズワイガニのカニ味噌は濃厚で旨味たっぷりです。
お好みに合わせて選びましょう
タラバガニとズワイガニは、同じカニなのにこんなにも性質や特徴に違いがあったなんて驚きです!そのため、どちらが良いか悪いかではなく、好みによって買い分けるといいかもしれませんね。
とにかくカニをいっぱい食べたい方や、ぷりっぷり焼きガニや蒸しガニが食べたい方にはタラバガニがおすすめです。
逆に、量は少なくていいからカニの甘みや旨味といった繊細な味わいを楽しみたい方や、カニしゃぶがお好きな方、カニ味噌に目が無い方はズワイガニを選ばれるとよいでしょう。
お好みに合わせて、タラバガニとズワイガニを選んでみてくださいね。